【紹介】令和4年版 救急救助の現況

消防庁のホームページに「令和4年版 救急救助の現況」が公開されています。プール監視やライフセービングのような水の安全に関わる方にも参考になるデータが沢山公開されていますので、ご紹介させて頂きます。その中から救急編の中で気になった情報を幾つかピックアップ致します。

  • 救急編38P:救急車の現場到着時間(入電から現場到着までに要した時間)の全国平均は9.4分
  • 救急編43P:発生場所による搬送人員の平均所要時間の中で現場がプールの場合は8.2分
  • 救急編48P:心肺機能停止傷病者に、居合わせた一般市民による応急手当が実施されたのは50.6%

データを見ると、救急車の現場到着時間の全国平均は毎年増加しています。つまり、119番通報してから救急車が到着するまで、年々時間が掛かるようになっているのです。しかしながら、バイスタンダーによる応急手当(胸骨圧迫・人工呼吸・AEDによる除細動)が実施率は約5割ですから、心肺蘇生法やAED講習はもっともっと拡げていかないといけないように思います。

ちなみに東京消防庁のホームページからの参照では、東京都内における救急車の現場到着時間は令和3年で平均7分20秒、出場頻度は42秒に1回となっております。

刊行物 | 総務省消防庁

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